2020
12.14

加賀藩の珠姫の物語をテーマにARコンテスト開催。石川の伝統文化を発信「WAZArtプロジェクト」

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地元石川の伝統文化をエンターテイメントで発信「WAZArtプロジェクト」始動!
プロジェクト第1弾は加賀藩の珠姫の物語をテーマにARコンテストを開催!

kanazaWAZA研究所
2020年12月14日

地元石川県の創作集団「kanazaWAZA研究所」(所在地:石川県金沢市 代表:澤田雅美)は、2020年12月1日(火)より地域文化魅力発信プロジェクト「WAZArt」の一環として、加賀藩に輿入れした珠姫の物語をテーマにした創作アート展を開催するにあたり、会場に展示するのARコンテンツを広く募集するためのコンテストを開始いたしました。

kanazaWAZA研究所は従来より伝統・文化を新しい感性で表現して発信することで、失われつつある地域の魅力ある文化をもう一度盛り上げていく活動を行ってきました。そして新たに伝統の「技」と現代クリエイターの「WAZA」を掛け合わせるプロジェクト「WAZArt」プロジェクトを立ち上げました。そして、2021年4月に金沢21世紀美術館にて、加賀藩に輿入れし、25歳という若さで亡くなった珠姫の物語を題材としたインスタレーションアート展を開催いたします。このアート展は、江戸から加賀へ嫁いだ珠姫のストーリーや心情をアートで表現するものです。今回このインスタレーションアート展に展示するARコンテンツを広く全国のクリエイターから募集いたします。
kanazaWAZA研究所が用意した「珠姫物語」の写真を使ってAR動画を制作をしていただきご応募ください。(この事業は公益財団法人いしかわ県民文化振興基金補助事業として実施しております)

■ARコンテスト詳細はこちら
https://www.kanaza-waza.com/awards/

【ARコンテストの概要】
・実施期間:2020年12月1日から2021年2月28日まで
・応募条件:珠姫の物語を綴った写真10点を使用したAR作品。写真の心情、情景をうまく生かしたもの。
・制作仕様:Spark AR Studioを用いて作成しInstagramのカメラフィルターとして公開
・応募方法:公式サイトの応募フォームからの応募
・賞 金:ゴールド1作品/15万円、シルバー9作品/2万円(受賞作品は金沢21世紀美術館でのインスタレーション展「珠姫の物語」にて公開)
・発 表:2021年3月20日 公式サイトにて発表
・お問い合わせ:kanazawaza@gmail.com

『kanazawaWAZA研究所』とは・・・
古くからその地に伝わる風習、工芸、芸能などその地に住む人々の営みから生まれ紡いできた文化、時と共に築き磨かれ、そして変化し続ける。 kanazaWAZA研究所では石川の文化の「技」にクリエイターの「WAZA」を掛け合わせ新たな魅力・価値を創り発信していくクリエイティブ集団です。
(参考サイト) http://kanaza-waza.com

募集するARコンテンツの題材となる写真のご紹介(一部)
珠姫の江戸から輿入れまでのストーリーを題材にした写真(下記のほか合計10点)から1点選んでその写真に合ったARコンテンツの制作を行ってください。なお、この写真作品は加賀手毬、輪島塗など伝統工芸の技と、地元作家、クリエイターのWAZAによって作られたものです。撮影場所は、西田幾多郎記念館、金沢城鼠多門など、金沢を代表する建造物を背景に撮影されています。

江戸城の珠姫

父と母からの愛を一身に受け、江戸城で遊ぶ珠姫。すぐにここから旅立ち、二度と帰ってくることはないとも知らずに。珠姫は遊び道具として、手毬を多く金沢へ持ってきた。現代でも加賀手毬として伝わっている。

私は幸せでないといけない

愛する人を、自分で決めることはできない。
徳川家の娘であれば当然のこと。
でも私は夫を愛さなくてはならない。幸せにならなくてはいけない。
私には、織田家の血が流れている。
だからきっと、私は愛することができるはず。
幸せになることができるはずだ。
ここは牢獄でしょうか。いえ、ここは私が幸せに暮らす場所。

人質交換 〜交差する江戸・金沢〜

毅然とした姿で江戸に向かう、まつ。
愛する息子たちから離れ、一人で江戸に向かうことは心細い。家族にはもう二度と会えないかもしれない。しかし、秘めた心のうちを見せることはなく、堂々と珠姫の横を通り過ぎる。
珠姫はただただ、その潔さに圧倒される。

仮面をはずす覚悟

幸せになるためには、自分を捨てなくてはならない。
そう、思っていた。
捨てなくてもいいのかもしれない。
私は、私でいられるのかもしれない。
仮面をはずしてもいいのかもしれない。

珠姫を迎えた金沢城では、かぶき者の前田家にふさわしいとびきり派手な宴が行われる。
珠姫は心から宴を楽しみ、金沢に愛され迎え入れられたことを実感するのだった。
養父の前田利長は、珠姫のために配下の武士たちを踊らせ、自身は鼓を打った。
夫の利常は、京・大坂から役者を呼び寄せ、女歌舞伎や人形浄瑠璃・踊り・芝居などを金沢城下で華やかに行わせたのである。

■ARコンテストの詳細はこちら
https://www.kanaza-waza.com/awards/

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